行政書士 信夫(しのぶ)のシノブログ
私も40代ですが、同じ世代の方からご相談を受けました。
両親は2人で暮らしているが、最近物忘れがあったり、急に外出したりする事が多くなり、両親の今後が心配になったそうです。
この年になると親の介護と向き合う時期だと分かっていたが、いざ直面すると、どうしていいかわからないものです。
今まで、地域包括の方やヘルパーさん等の福祉関係者に頼ってきたが、
「成年後見制度って何」
「詐欺事件に巻き込まれたらどうすれば」
と急に不安になったそうです。
「ネットで調べてみても、難しい法律用語だけ並んでいてわかりにくい。」と仰っていました。
そこで私はお子様達だけではなく、ご両親と一緒に面談させて頂きたいと提案し、ご両親と長男様、長女様と面談することになりました。
面談の中で、子供たちの心配ごと、お父様の主張、お母様の想い、それぞれ話していただきました。
子供たちは、「親が認知症とは思いたくない。」
ご両親は、「俺はボケてないと子供たちに言いたい。」
もしかしたら、はじめて、今の現状についてご家族で話し合ったのかもしれません。
「一歩踏み出しましたね。」
と私が言ったら、皆さん笑顔になりました。
ご家族が前向きに生活できるために、少しでも力になれたならうれしいです。